【12/25大会】ONE: COLLISION COURSE II を見逃せない5つの理由

Jamal Yusupov defeats Yodsanklai IEW Fairtex

ONEチャンピオンシップは2020年を盛大に締め括る。

12月25日(金)、世界最大の格闘技団体ONEは「ONE: COLLISION COURSE II」(シンガポール事前収録)をお届けする。

クリスマスのこの日、ONEスーパーシリーズムエタイマッチが2試合、注目の総合格闘技マッチが4試合行われる。

このイベントが必見である理由を特に5つ、厳選して紹介する。

#1 タイトル戦線を占うムエタイマッチ

メインイベントは、ONEフェザー級ムエタイ世界タイトル挑戦を狙うトップランクのファイターが登場。異なるスタイルの激闘が期待される。

2位コンテンダーのジャマール・ユスポフ(ロシア)は2019年11月のONEデビュー戦で、タイのアイコンであるヨドサンクライ・IWE・フェアテックスをノックアウトし、現在の地位を確立した。

それも、試合10日前オファーを受け入れて、10年以上ぶりにムエタイの試合でヨドサンクライをノックアウトしたのだ。

さらにこの勝利で2月、現王者であるペットモラコット・ペッティンディーアカデミー(タイ)と初代ONEフェザー級ムエタイ王座をかけて戦う機会を得たが、怪我のため出場辞退を余儀なくされた。

ユスポフは今、その巨大なパワーとボクシングのスキルで2度目のチャンスを伺うが、そこに立ちはだかるのが今回の対戦相手だ。

サミー・サナ(フランス / アルジェリア)は2019年、ONEフェザー級キックボクシング世界グランプリの初戦でヨドサンクライを、準決勝ではジャバル・アスケロフ(ロシア / オーストラリア)を倒し、決勝に駒を進めたが、ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)に敗れた。

だが、サナはムエタイとキックボクシングの両方で4位コンテンダーの位置につけた。そして今、サナはルーツのムエタイに戻り、世界タイトルに挑戦したいと考えている。

サナはユスポフより14センチ高い身長、リーチ、そして全ての武器を駆使してユスポフをノックアウトし、ランキングを駆け上り、最終的にはペットモラコットに挑むつもりだ。

#2 アクメトフが怪我から復帰

2年近く競技から離脱していた元ONEフライ級世界チャンピオンのカイラット・アクメトフ(カザフスタン)が久々にONEの舞台にお目見えする。

アクメトフは、キャリアを通じて、世界レベルのレスリング、寝技のスキル、ボクシングを見事に使いこなしてきた。これにより、フライ級タイトルを獲得し、さらにプロ戦績26勝2敗という驚異的な記録を築き、フライ級3位コンテンダーの位置を確保した。

この数年は怪我の治療をしていたが、ようやく完治し、再びタイトルを狙う準備が整った。

今回の相手は、元ONEバンタム級世界タイトルの挑戦者であるキム・デファン(韓国)。

キムはフライ級でも活躍が期待されており、堅実なテイクダウンディフェンスとダイナミックな打撃など、高い総合力の持ち主、アクメトフの世界タイトル奪取の道程に立ちはだかる可能性がある。

#3 カーン、天国の父に捧げる一戦

この9月、アミール・カーン(シンガポール)は父親のタジュディーンが末期の脳腫瘍と診断されたと明らかにした。父親を励ましたいとモチベーションを高めたカーンはその翌月、「ONE: REIGN OF DYNASTIES 」でラウル・ラジュ(インドネシア)にノックアウト勝ちした。

カーンはさらにこの金曜日、父親に捧げる試合をするつもりでいたが、悲しいことにタジュディーンは先週他界してしまった。

カーンは悲しみに打ちひしがれているが、パク・デソン(韓国)戦から辞退することはなかった。父親もそう望んでいただろう。そのため、カーンは試合でベストを尽くすつもりでいる。

カーンにとって人生でもっともタフな試合になるだろうが、父親に誇りに思ってもらえるような試合をするだろう。

#4 ウェルター級の挑戦者誕生も?

MMA stars Raimond Magomedaliev and Edson Marques fight at ONE: COLLISION COURSE II

ONEウェルター級世界チャンピオンのキャムラン・アバゾフ(キルギス)の次なる挑戦者がこの金曜日に出現するかもしれない。

レイモンド・マゴメダリエフ (ロシア)は、ロシアの近接格闘術のチャンピオンであり、どんな局面でも戦えるスキルを有している。1月のジョーイ・ピエロッティー(米国)戦ではその能力を存分に披露した。

マゴメダリエフの今回の相手は、ONEのニューカマー、エドソン・マルケス(ブラジル)。これまで無敗としており、ONEデビュー戦では、7戦連続のノックアウト勝ちを狙う。

両者のうち1人が、ハイライト級の勝利を挙げることができれば、次のアバゾフの挑戦者になることもあり得る。

#5 2020年最後のONEイベント

ONE Championship live event at the Singapore Indoor Stadium

ONEは爆発的な1年になることを願い、1月の「ONE: A NEW TOMORROW 」で2020年をスタートした。

その後新型コロナウイルスの大流行により、多くのイベントが延期されたが、7月の「ONE: NO SURRENDER」で久々に再開。以来、多くのイベントをお届けしてきた。

そして2020年が終わる前に、もう一度世界中のファンを楽しませる準備が整っている。

クリスマスはぜひONEのイベントをお供に!

Read more: 【12/25大会】ONE: COLLISION COURSE II のフルカード発表

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