【11/16 ONE 173 日本大会】4大世界タイトルマッチが熱い!統一王座を狙う野杁、若松は初V成功か、名高は初代王者になるか

superbonnoiri

ONEチャンピオンシップはこれまで数多くのメガイベントを開催してきたが、11月16日(日)に東京・有明アリーナで開催される「ONE 173: Superbon vs. Noiri」は史上最大の大会になりそうだ。


4つの世界王座(ロッタンvsノンオーは中止・延期)がかかるこの夜、世界トップのファイターたちが自らのレガシーを確固たるものにしようとしている。歴史に残る激闘が始まる、本大会のメインカードで実施される世界タイトルマッチをチェックしよう。


#1 統一王者に君臨するのは野杁か、スーパーボンか

王座は本来1人のものであり、この問題は今年最大の格闘技イベントのメインイベントでついに決着する。ONEフェザー級キックボクシング正規王者のスーパーボンが敵地に乗り込み、暫定王者の野杁正明と対戦する。155ポンドの真の王者を決める戦いだ。

スーパーボンは史上最高のキックボクサーとして広く認められている。Netflixの人気リアリティシリーズ「Physical: Asia」に出演した35歳のタイのアイコンは、このベルトを統一し、タイ人ファイターが依然として日本人を上回ることを証明したい。

一方の野杁は、今年3月の「ONE 172」でタワンチャイ・PKセンチャイをKOして暫定王座を獲得し世界を驚かせた。Team Vasileus所属の野杁は、タイのもう1人のヒーローを倒すことで暫定の肩書きを外し、統一王者としてその名前を歴史に刻む構えだ。


#2 若松の初防衛なるか、パシオは2階級制覇をねらう

セミメインイベントは、フライ級MMA新王者となった若松佑弥とストロー級王者ジョシュア・パシオによる王者対決だ。

若松は今年3月の日本大会で元王者のアドリアーノ・モラエスをKOで下し、デメトリアス・ジョンソンに続くフライ級王座を獲得。その夢を実現した。TRIBE TOKYO MMA所属の若松は、ストロー級絶対王者を挑戦者に迎えて初防衛に挑む。

対するパシオは、一階級下のストロー級で複数回の戴冠と防衛を成功した実力者だ。フィリピン国民の期待を背に階級アップし、フィリピン初の2階級制覇ONE世界王者を目指す。


#3 ONEアトム級ムエタイ初代王者は、名高か、ヌンスリンか

異なる道を歩んできた2人が、初代ONEアトム級ムエタイ世界王座をかけて激突する。吉成名高がヌンスリン・チョー・ケットウィナーと対戦する。

世代最高の日本人ムエタイファイターと評される吉成は、すでに10度の世界王者で92%という驚異的な勝率を誇る。24歳の吉成はルンピニー・スタジアムとラジャダムナン・スタジアムのベルトを獲得しているが、打撃競技で最も権威ある王座がまだ必要だ。

一方のヌンスリンもこのチャンスを狙っている。30歳のヌムスリンは、名高を倒し、タイの権威ある世界王者の系譜に名を連ねる準備ができている。

両者とも準備は万全だ。歴史が懸かる戦い、初代王者のベルトを巻くのは名高か、ヌンスリンか。


#4 ロッタンとノンオーが王座を争う

元ONEフライ級ムエタイ世界王者ロッタン・ジットムアンノンが元ONEバンタム級ムエタイ世界王者ノンオー・ハマと対決。このカードは今大会での実施が予定されていたが、ロッタンが計量後に体調不良のため欠場。その結果中止になったが、将来の実現を期待して紹介する。


躊躇はあったものの、この2人の伝説的なタイ人ファイターは空位のONEフライ級ムエタイ世界王座、ロッタンがかつて保持していたベルトを獲得するため、友情を脇に置かなければならない。現代ムエタイの顔となったロッタンは、常にノンオーを深く敬ってきた。しかし昨年計量で失ったベルトを取り戻すため、28歳のメガスターは“先輩”を倒さなければならない。

38歳のノンオーは年齢に逆らい続けている。バンタム級王座を支配した時代にレガシーを刻んだタイの生きる伝説は、疑う者たちが見限った時、135ポンドで再び輝きを取り戻した。しかしこれが王座への最後のチャンスかもしれない。ノンオーは全力を尽くし、再びONE世界王者になるためにできる全てをすると誓っている。


#5 クリスチャン・リーとラスロフが未完の決着をつける

「ONE Fight Night 26」での初戦が偶発的なアイポークでノーコンテストとなった後、2階級制覇王者クリスチャン・リーと無敗のトルコ人ファイター、アリベグ・ラスロフが再戦で決着を求める。

クリスチャンとって、この再戦は自分が依然として世界最高のライト級であることを証明し、ONEライト級MMA世界王座を守り、批評家を黙らせ、トルコ人ファイターに初黒星をつけるチャンスだ。

27歳のレガシーはすでに確固たるものだ。16回のフィニッシュはONE史上最多で、17勝はロッタンの団体記録に並ぶ。一方ラスロフは、2024年7月のONE Fight Night 23で元王者オク・レ・ユンを圧倒し、王者の資質を示した。ダゲスタン出身のラスロフは完璧な戦績を維持し、MMAで最も価値あるタイトルを獲得することで始めたことを完遂しようとしている。しかしクリスチャンを倒すこと自体が大きな業績だ。トルコのスターは勝利を決意している。

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