【4/22大会】ONE on TNT IIIで学んだ5つのこと

John Lineker Troy Worthen 1920X1280 ONE on TNT III 54

ONE on TNT III」はそれぞれの階級のコンテンダーたちが大活躍した大会となった。

バンタム級のトップランカー、ジョン・リネカー(ブラジル)はメインイベントで第1ラウンドノックアウト勝利を挙げ、現王者のビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)への挑戦へ強烈なアピールをした。

だが、シンガポールで輝きを放ったのは、リネカーだけではない。

ここで、日本時間4月22日(木)に配信されたエキサイティングな大会から学んだ5つのことを振り返ってみよう。

#1 リネカーは王座挑戦の資格がある

バンタム級1位コンテンダーのリネカーは、世界タイトルに挑戦する準備ができていると証明するため「ONE on TNT III」に出場した。

そしてトロイ・ウォーゼン(米国)を第1ラウンドで見事にノックアウトし、目標を達成したのだった。

このパフォーマンスは期待以上だった。リネカーは、序盤から素晴らしいボディーワークを見せ、強烈なフックをウォーゼンの肋骨に突き刺した。そしてパンチを頭部に叩き込み、試合を決めたのだった。

「格闘技の本拠地」ONEで3連勝したことで、リネカーの次のステップが見えてきた。ファンを大興奮させるであろう対決、ONEバンタム級世界タイトルマッチ、フェルナンデス対リネカーはきっと実現することだろう。

#2 MMAグローブでも強い!ホルツケン

レジェンド対決となったニキー・ホルツケン(オランダ)対ジョン・ウェイン・パー(オーストラリア)は、では、ホルツケンが第2ラウンドでTKO勝ちを収めた。

キックボクシング・ライト級1位のコンテンダーであるホルツケンにとって、小さな総合格闘技用グローブをつけての初のムエタイマッチだったが、素晴らしいパフォーマンスを見せた。素早くスムーズにありとあらゆる打撃を繰り出し、第1ラウンドには、スピニング・フック・キックでダウンを奪った。

ホルツケンは第2ラウンドにもオーストラリアのムエタイ界のシンボルであるパーを攻め続け、最後は左ハイキックで仕留めた。

ホルツケンは、4オンスのグローブで圧倒的な強さを見せつけONEスーパーシリーズ・ムエタイのデビュー戦で“ナチュラル”のリングネームに相応しい活躍を見せた。ONEスーパーシリーズで2競技で頂点を目指すのであれば、出発点となるであろう試合となった。

#3 澤田龍人とミャオ、3戦目も?

澤田龍人ミアオ・リータオ(中国)と「ONE: REIGN OF DYNASTIES II」で初対戦し、ユナニマス判定で勝利した。だがその6ヶ月後、今回はミアオが判定でリベンジを遂げた。

ONE on TNT III」でのリマッチでは、ミアオが初戦から学んだことを生かしたのは明らかだった。テイクダウン・ディフェンスは格段に向上、ハイペースの戦いで澤田を圧倒した

これで両者は1勝1敗。この優れた総合格闘家たちが互角の戦いを繰り広げたのは明らかで、ONEのケージ「サークル」で再戦するのは当然の流れと言える。

#4 オクがアルバレスと対戦へ

ONEデビュー戦を迎えたオク・レユン(韓国)は、ランキング入りを狙ってライト級5位のマラット・ガフロフ(ロシア)と対戦。だが、この戦いにはそれ以上の意味があった。この試合の勝者は4月29日(木)に生中継される「ONE on TNT IV」でエディ・アルバレス(米国)と対戦する権利が得られるのだ。

オクは、ガフロフとの3ラウンドにわたる戦いでは、積極的な動きで常にフィニッシュを狙い続け、ユナニマス判定で勝利を収めた。

この活躍により、アルバレスと対戦することになったが、結果次第では世界タイトル挑戦につながる一戦になるかもしれない。ガフロフ戦の戦いぶりから、オクはたとえ相手が米国の伝説的なファイターであっても退くことはないと予想され、好勝負が期待される。

オクはたった数週間のうちに、ONEデビューから、現ライト級世界王者のクリスチャン・リー(シンガポール)への挑戦もありうる位置につける、という急上昇を遂げるかもしれない。

#5 若松佑弥、次戦はタイトルマッチも⁉︎

トップコンテンダーのデメトリアス・ジョンソン(米国)を見事にノックアウトし、世界最強のフライ級としての地位を固めたばかりのアドリアーノ・モラエス(ブラジル)だが、次の挑戦者は誰になるのだろうか?

4位コンテンダーの若松佑弥は、「ONE on TNT III」で5位のリース・マクラーレン(オーストラリア)を相手にユナニマス判定勝利を挙げた。

若松は磨いたグラップリングのスキルと、破壊的なパンチを披露。さらには、マクラーレンのマウスガードを吐き出させんばかりの強烈なスタンディング・エルボーを放った。

だが、他のコンテンダーたちもタイトル挑戦の順番を待っている。2位のダニー・キンガッド(フィリピン)はシェ・ウェイ(中国)を下したばかりで、3位のカイラット・アクメトフ(カザフスタン)は現在3連勝中。だが、マクラーレンを倒して4連勝とした若松ほど好調なアスリートはいない。

誰もがモラエスを狙っており、あらゆる可能性に満ちた層の厚いフライ級だが、若松が世界タイトル挑戦へ強烈なアピールをしたのは間違いない。

Read more: 【4/22大会】ONE On TNT III – リネカーがKO勝利

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