“Fighting Rooster”ジャン・ペイメン

“ファイティング・ルースター”の異名を持つジャン・ペイメンは、短期間で中国国内から世界最高峰の舞台へと駆け上がった、ストロー級キックボクシング屈指の実力者だ。

農作業に従事する生活を送っていたジャンは、11歳でキックボクシングと出会い、瞬く間にその才能を開花させた。2018年にプロ転向すると、最初の12試合で11勝を挙げる圧倒的な成績を残し、一躍注目を集める。

2021年には中国で開催されたRoad to ONEトーナメントに出場。4人制のキックボクシングトーナメントを制し、ONE Championship本戦契約を勝ち取った。

2022年にグローバルステージへ進出すると、ジョシュ “タイムボム” トナー を2R TKOで下し、さらにトップ5ランカーのアスランベク・ジクレーエフを撃破。ストロー級のトップコンテンダーとしての地位を確立した。

同年、空位となっていたONEストロー級キックボクシング世界王座を懸けて ジョナサン・ディベラ に挑戦。5ラウンドに及ぶ激闘の末に戴冠は逃したものの、その実力を世界に強く印象づけた。

22歳という若さながら、すでにタイトル戦を経験し、着実にトップ戦線で戦い続けるジャン・ペイメン。
再び世界王座へ挑む日を目指し、“Fighting Rooster”は進化を止めることなくリングに立ち続けている。