与座優貴

与座優貴は、極真空手出身の日本人キックボクサーであり、元K-1 WORLD GPライト級王者。圧倒的な破壊力とスピード、そして空手仕込みの多彩な蹴り技で知られる新世代ストライカーだ。

茨城県土浦市出身。6歳で極真空手を始め、10代から頭角を現す。2016年の全日本ウェイト制軽量級、2017年の全世界ウェイト制軽量級でいずれも優勝を果たし、19歳にして世界王者となった。その後、キックボクシングに転向し、2019年3月にプロデビュー。瞬く間に連勝を重ね、正確無比なタイミングと攻撃的なスタイルで注目を集めた。

2023年3月、K-1 WORLD GPライト級タイトルマッチで王座を獲得。以降もK-1の主力選手として活躍し、2024年にはRISEとの対抗戦でも勝利するなど、その存在感をさらに高めた。ロー、ミドル、ハイと蹴りの精度が非常に高く、特に三日月蹴りと後ろ回し蹴りは必殺技として知られる。

2025年にONE Championshipと契約。ONE Friday Fightsでエルブルース・オスマノフ、ペッタノン・ペットファーガスといった世界トップクラスの強豪を連破し、国際舞台でも確かな実力を証明した。

冷静な試合運びと爆発的な瞬発力を併せ持つ与座は、空手をルーツに持つ日本人ストライカーの新たな象徴として、世界の強豪が集うONEのリングでさらなる飛躍を狙っている。