竹内龍吾

竹内龍吾は、わずか22歳にして日本ヘビー級MMAの新時代を切り拓く存在だ。187cmの恵まれた体格と破壊的なパンチ力を武器に、デビューから短期間で強烈な印象を残している。

兵庫県のキングジム神戸に所属し、2024年にプロデビュー。DEEP大阪大会で4試合連続TKO勝利を収め、一躍注目を集めた。いずれの試合も1ラウンド、もしくは序盤で決着をつけており、その爆発的な攻撃力と勝負勘は「日本人離れしたパワー」と称されている。

2025年4月、ルンピニースタジアムで行われた『ONE Fight Night 30』でポール・エリオットと対戦。激しい打撃戦の末に3ラウンドでTKO負けを喫したが、デビュー戦ながらそのインパクトは絶大だった。

そして同年8月、『ONE Fight Night 34』でカン・ジウォンと対戦し、1ラウンド1分38秒で圧巻のノックアウト勝利。強烈なパウンド4連打で試合を終わらせ、見事な再起を果たした。試合後には「俺が一番パンチがある。誰でもKOできる」と語り、パフォーマンス・ボーナス5万ドルを獲得している。

圧倒的なパワーとアグレッシブなスタイルで観客を魅了する竹内龍吾の試合は、常に一瞬で勝負が決まる緊張感に満ちている。次なる目標は、ONE日本大会での勝利と世界への飛躍。若き“日本のヘビー級モンスター”の快進撃は、ここからさらに加速していく。