“The Cyclone”プージャ・トーマル

インド国内ウーシューチャンピオンに何度も輝いたプージャ・トーマルはわずか７歳で父を亡くした。母と姉２人の畑仕事を手伝わなければならず、学校にほとんど通うことができなかった。

家計を支えるため、いつか格闘技で生計を立てようと望みを抱き、ウーシューを始めた。競技を始めると、並外れた才能を発揮し、インド国内チャンピオンに４年連続で輝いただけでなく、世界ウーシュー選手権のインド代表にも選ばれた。2013年10月に総合格闘技に転向し、１カ月で２度のフィニッシュ勝利を挙げた。2017年11月には、ONEチャンピオンシップ参戦を果たした。

インド中部の都市ボーパールの寮で、他の国内選手らと共に生活しながら、技磨きに専念している。トーマルは、インドで女性アスリートが称賛を集めるのは容易なことではないが、決してあきらめることのないよう母も応援している、と話している。