パコーン・PK・センチャイ

パコーン・PK・センチャイは、ムエタイ界で獲得可能な主要タイトルのほぼすべてを制してきた、タイを代表するレジェンドの一人だ。

ムエタイ愛好家であった父の指導のもと、9歳でトレーニングを開始。数カ月後には早くも初試合に臨み、出身地であるサムットプラーカーン県で瞬く間に頭角を現した。その後、タイ国内の名門ジムを渡り歩き、最終的にトップ選手が集うP.K.センチャイ・ムエタイジムに所属。ここでさらなる飛躍を遂げ、キャリアを代表する数々の栄冠を手にする。

パコーンはこれまでに
• ルンピニー・スタジアム ムエタイ世界王座
• ラジャダムナン・スタジアム ムエタイ世界王座
• WMC世界王座
• タイ国ムエタイ王座

といった名誉あるタイトルを獲得し、ムエタイ史に名を刻んできた。

240戦以上に及ぶプロキャリアの中で、元ONE世界王者のノンオー・ハマ、サムエー・ガイヤーンハーダオと複数回拳を交え、さらにセクサン・オー・クワンムアンやリアム・ハリソンといった世界的スターとも対戦。常にトップレベルで戦い続けてきた。

近年は、過酷なタイのスタジアムシーンで連勝を重ね、その実績を引っ提げてONE Championshipのグローバルな舞台へ進出。
現在は、ONEバンタム級ムエタイ世界王座を視野に入れ、キャリア後期においてもなお進化を続けている。