ヨハンナ・パーソン
スウェーデン出身のストライカー、ヨハンナ・ペルソンは、教壇での安定したキャリアを手放し、世界王者への道を選んだ。その決断は、見事な成功という形で報われている。
ストックホルムの北約160キロに位置する港町イェヴレで生まれ育ったペルソンは、幼少期からサッカーに打ち込み、15歳まで競技としてプレーしていた。その後は学業に専念し、教師を目指して大学へ進学する。
転機が訪れたのは23歳のとき。教員資格取得を目指して勉強していた大学時代、友人に誘われて参加したムエタイのクラスが、彼女の人生を大きく変えることになった。軽い好奇心で始めたトレーニングは瞬く間に情熱へと変わり、初練習からわずか3カ月後にはアマチュアデビュー戦に挑戦。その決断が、彼女の未来を大きく切り開いた。
持ち前の才能はすぐに頭角を現す。スウェーデン国内のアマチュア大会で複数の国内王座を獲得し、国内屈指のストライカーとして評価を高めた。高いテクニックと強烈なパワーを兼ね備えたスタイルはスカンジナビア全域で注目を集めたが、当初は教師として働きながら競技を続けていた。
しかし2023年、彼女は人生を懸けた決断を下す。教職を辞し、プロムエタイに専念する道を選んだのだ。
その賭けは大きな飛躍につながる。2024年シーズン、ペルソンは無敗の快進撃を続け、WMCノルディック王座、WMC欧州王座、そしてISKAストロー級ムエタイ王座を次々と獲得。複数レベルのタイトルを積み重ね、一気に世界トップ戦線へと躍り出た。
そして2025年初頭、スコットランドで地元の人気選手ローナ・ウォーカーを撃破し、WBCムエタイ世界王座を獲得。敵地での鮮烈な勝利はONE Championshipの目に留まり、彼女に大きなチャンスをもたらした。
ペルソンは「ONE Fight Night 33」でプロモーションデビューを飾り、いきなりONE女子アトム級ムエタイ世界タイトルに挑戦する。元教師から世界王者へ――その異色のキャリアは、いま新たな章へと突入する。
ONEチャンピオンシップでの戦績
大会別結果
| 結果 | Sport | — | ラウンド | — | 対戦相手 | 対戦相手とイベント | 国 | 日付 | 大会 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
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LOSS
ムエタイ
ノックアウト
KO
3R (0:59)
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ムエタイ |
ノックアウト
3R (0:59)
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3R (0:59) |
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アリシア・ヘレン・ロドリゲスブラジル
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ブラジル |
ONE Fight Night 33 |
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