ジャンカルロ・ボドニ
ジャンカルロ・ボドーニ(Giancarlo Bodoni)は、アメリカ・フロリダ州マイアミ出身のブラジリアン柔術黒帯であり、サブミッション・グラップリングの世界トップ選手の一人。ADCC世界選手権−88kg級を2022年と2024年の2大会連続で制した、現代グラップリング界を代表する王者である。
1995年10月15日生まれ。ルーカス・レプリの門下で黒帯を取得し、初期はアライアンス所属として活動。2021年にはボストンのベナルド・ファリア・アカデミーで指導を行っていたが、同年末にテキサス州オースティンへ拠点を移し、ジョン・ダナハーとゴードン・ライアンが率いるNew Wave Jiu-Jitsuチームに加入した。ここで最先端のノーギ戦略を吸収し、爆発的な成長を遂げる。
2021年ADCC北米東海岸トライアルで優勝し、本戦出場権を獲得。翌2022年のADCC本戦ではイサック・バヒエンセを下し、さらにマテウス・ディニス、ルーカス“ハルク”バルボーザら強豪を連破して初優勝。決勝で見せた圧倒的な組み力とトップコントロールは大会のハイライトとなった。その後もIBJJF大会やWNO(Who’s Number One)などで好成績を重ね、2024年ADCC世界選手権でも再び−88kg級を制覇。連覇という快挙を成し遂げた。
185cm近い体格と強靭なフィジカルを持ちながら、動きはしなやかで、極めへの移行が非常にスムーズ。ガード・パスとサイドコントロールからの圧力、そしてバックテイクからのリアネイキドチョークを得意とする。試合終盤でも集中力を切らさず、的確にポイントを重ねる冷静さも武器だ。
現在はテキサス州オースティンを拠点に、New Wave Jiu-Jitsuで指導と競技の両立を続けている。ADCC王者として、また次世代を導く存在として、ボドーニは今も世界のグラップリング界の最前線に立ち続けている。
ONEチャンピオンシップでの戦績
大会別結果
| 結果 | Sport | — | ラウンド | — | 対戦相手 | 対戦相手とイベント | 国 | 日付 | 大会 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
LOSS
サブミッション・グラップリング
ユナニマス判定
ユナニマス判定
1R (10:0)
|
サブミッション・グラップリング |
ユナニマス判定
1R (10:0)
|
1R (10:0) |
|
ラファエル・ロバト・ジュニア |
ONE 173 |
||||||