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松嶋こよみがブレイクすると感じる3つの理由

2019年06月11日

 格闘技ファンが常に待ち望んでいることは、新しいスターの誕生である。いつの時代も、スターダムを駆け上がる若手選手にファンは酔いしれ、未来への希望に思いを馳せてきた。そして次のスター候補として、いま真っ先に名前が挙がるのが、横浜生まれ横浜育ちの26歳、松嶋こよみである。松嶋の魅力を大きく3つにまとめた。

PRIDE·K-1世代の申し子である

 格闘技ファンである両親や兄弟に囲まれて育った松嶋は、小さい頃から格闘技と慣れ親しみ、現場でその魅力を感じて育ってきた。また、最も多感な時期である10代は、日本の格闘技ブームの真っ只中であった。この頃に、格闘家に憧れ、ジムに通いし始めた若者は多く、まさにゴールデンエイジと言えるだろう。松嶋は、そのなかでもエリート中のエリートと言える道を進んできた。記録に残っているアマチュア格闘技では驚異の無敗。プロ転向後も、敗北を恐れない姿勢で若くしてトップコンデンターに上り詰めた。

格闘エリートとして英才教育を自分に施してきた

 端正なルックスで女性にも人気がある松嶋だが、その中身は完全なる格闘オタクである。もちろん、格闘技の選手や試合について詳しいという意味ではない。自らを強くすることにしか興味がなく、そこだけを子どもの頃から考えて生きてきたという。

 理解ある両親の支えもあって、柔道やレスリング、キックボクシングなど門を叩いた格闘技は数知れず。自分に不要と思えば、あっさりと辞め、必要と思えばどんなことがあっても習得する。自分という花に水と栄養を与え続けてきた男なのだ。

強さへの飽くなき欲求とハングリー精神がある

 近年、グローバル化した格闘技界。特にONEではアジアの選手たちが大活躍している。格闘家として成功することで、貧しい生活から脱却することを夢見るファイターたちのハングリー精神は旺盛で、日本人選手よりメンタルが強いと言う人もいる。

 しかし、松嶋とてハングリー精神は彼らに勝るとも劣らない。前述の通り、強くなりたいという欲求が人の何倍も強く、強さに飢えていると表現しても過言ではないだろう。勝利からだけではなく、敗北からも勝利を学び、1分1秒を全て強くなるために使う男が松嶋こよみなのだ。かつて、修斗からパンクラスに移籍したのも、「自分の階級により強い選手がいたから」だと言う。

 松嶋こよみは、這いつくばってでも格闘技界の頂点に辿り着こうとする選手なのである。